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自宅でやってみよう(Part6)
“乾燥肌を防ぐお風呂の入り方と保湿術”
冬から春にかけての今は、季節の変わり目でお肌が不安定な時期ですね。
「お風呂上がりの肌がつっぱる」「乾燥でかゆい」そんな悩みを抱えていませんか?
実は、お風呂の入り方やケア次第で乾燥肌を改善できます。
今回は乾燥肌を防ぐお風呂の入り方と保湿術をお話したいと思います。
今日から実践できる簡単な方法を知って、肌トラブルを軽減しましょう。
★お風呂で乾燥肌が悪化する理由とは?
お風呂上がりに肌が乾燥するのはなぜ?
お風呂上がりの肌がつっぱる、カサカサする…。
その原因は、日常的な入浴習慣に隠れていたりします。
特に、「長湯」と「摩擦」が乾燥を引き起こす主な要因です。
長湯の影響
お風呂でゆっくり過ごすことはリラックスには良いですが、乾燥肌には注意が必要です。
熱いお湯に長時間浸かると、皮膚の保湿成分である皮脂が流れ出てしまいます。
皮脂は、肌の水分を守る重要な役割を担っていますが、42℃以上のお湯では皮脂が失われやすくなります。
さらに、湯上がり後の肌は水分が蒸発しやすく、乾燥が一気に進行します。
特に、40分以上の長湯や高温設定の入浴が習慣になっている方は、肌への負担が大きくなります。
リラックスと乾燥予防の両立には、短時間の入浴がポイントです。
摩擦のリスク
次に、体の洗い方が乾燥に与える影響について見ていきましょう。
ナイロン製のボディタオルやスポンジでゴシゴシ洗うと、肌の角層にダメージを与える可能性があります。
角層のバリア機能は、外部刺激や水分の蒸発を防ぐ役割を果たしています。
しかし、摩擦によるダメージでバリア機能が壊れると、肌が乾燥しやすくなります。
また、「汚れをしっかり落としたい」という気持ちでこすりすぎるのも要注意です。
汚れは泡の力で十分に落ちるため、やさしく洗うだけで十分です。
湯温は38~40℃が理想
お風呂の湯温は、乾燥肌を守るための基本中の基本です。
熱すぎるお湯(42℃以上)は、皮脂や角層内の保湿成分を奪い、肌の乾燥を加速させます。
38~40℃のぬるめのお湯は、皮脂を守りつつ体を温めるのに最適です。
この温度帯であれば、肌への負担を軽減しながらリラックス効果も得られます。
「ぬるめのお湯では温まらない」と感じる場合は、浴室暖房を利用するなどして温度差を感じにくくする工夫をしてみましょう。(脱衣場と浴室の温度差を少なくしてヒートショック対策も行いましょう)
また、半身浴などで長時間入浴する場合も湯温を守ることで、肌の水分を保つことができます。

泡で優しく洗う
体を洗う際には、ゴシゴシと摩擦を与えないことが重要です。
ナイロンタオルや硬いスポンジを避け、手や柔らかいタオルを使って泡で優しく洗うのがおすすめです。
泡タイプのボディウォッシュもたくさん出回っていますし、「低刺激」「無香料」「保湿成分配合」といった乾燥肌向けの製品を選ぶと、さらに肌への負担を軽減できます。
ポイントは、「優しく」「短時間で」洗うことです。
肌の潤いを守りながら汚れを落とすには、これだけで十分です。
泡は、汚れを浮かせて吸着する力があり、肌をこすらなくても十分に清潔にできます。
習慣を少し変えるだけで、乾燥肌の悩みを軽減できると思います。
🍀次回のお風呂から、ぜひ試してみてくださいね🍀
